第9回 定期演奏会 中田喜直 合唱の夕べ 1985.1.19
芽室町中央公民館
・・・今晩は特に、東京から中田喜直先生をお迎えしての特別演奏会を開くことになり、先生の作曲されたたくさんの名曲の中から童謡の世界、日本の四季の歌、そして組曲の中からと、時間の関係もありほんの一部を選んで構成させて戴きました。この芽室で、先生のお話を伺いしたり、先生の指揮で演奏できるなどとは、私共にとって”夢のまた夢”のことでしたが、ご多忙な先生をこんなへんぴなところまでお迎えすることが出来たのは昨年から私共を指導して下さっている朴谷先生の情熱の賜であります。・・・中略・・・
今夜はこの演奏会に華を添えるために、女声コーラスとして着実な活動を続けられている帯広の「ハローコーラス」の方々、そして音楽が本当に好きな中学生で結成されたローズジュニアハイコーラスの方々にも賛助出演を願っております。
(プログラム より)
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第15回 定期演奏会 20周年記念演奏会 1992.5.9
帯広市民文化ホール
帯広交響楽団と共に「フォーレ」のレクイエムを演奏しました。
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特別演奏会 五郎部俊朗の夕べ 1993.
芽室町中央公民館大ホール
五郎部俊朗さんを迎えての演奏会でした。プログラムには、上元芳男先生からのメッセージが書かれていました。
作曲者からのメッセージ
「このたびやまなみ合唱団によって拙作のカンタータ「おお地球、このいとしい星よ」が演奏されますことは作曲者として大いなる喜びでありまして、中心となってこの企画を推進された村越英男先生並びに演奏に協力されるメンバーの皆様に対し、心からの感謝とねぎらいを捧げるものであります。
またソロを担当される美声のテナー五郎部さんやコーラスの井下さんはじめ嘗ての米国公演でこの曲を歌われたゆかりの方々が参加しておられることを知らされ、感慨一入のものがあります。
私は現在闘病中でありまして、晴れの演奏を直接拝聴出来ないのは残念でありますが、皆様方の実力と熱意によってこの曲の演奏が成功し、お聴きくださる方々に深い感銘をもたらされることを信じて疑いません。
ねがわくはこれを機として、地球環境問題についての理解と認識が一層深まりますように・・・
そうして、これを弾みとして「やまなみ合唱団」が大きく飛躍発展されますよう期待してやみない次第であります。」
上元芳男
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芽室町夏の音楽祭 1994.
帯広市民文化ホール
慶応義塾大学ワグネル・ソサィエティー男声合唱団と共に「芽室町夏の音楽祭」に参加しました
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第18回 定期演奏会 1995.5.13
帯広市民文化ホール
武満の歌を歌いました。まさか数年後、その曲を武満さんへ依頼したご本人の指揮で歌うことなるとは夢にも思わず…武満徹の曲はとてもとても難しかった!
作間先生と村越団長の2ショット
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第22回 定期演奏会 1999.5.22
芽室町中央公民館大ホール
「大正ロマン」を求めて、袴で指揮!衣装係も凝りに凝りました。また、演出も「演劇」の世界から役者さんに出演依頼。見事に合唱とのコラボが成立しました。
ご覧下さい、作間先生もピアニストも袴!!
作間先生の着物は先生のお父様が糸から紡いで織ったものでした。出来たてのホヤホヤ。
時代考証の結果、何度も衣装合わせをしてこうなりました。団員がテーマに添った衣装を各自で用意しました。
カンテラ、蓄音機、ジャノメの傘等、骨董品屋と郷土資料館にも協力していただいたのでした。
この時の衣装係は大変だったとか・・・
打ち上げの時、ピアニストの伊藤先生が
「袴でピアノを弾く夢が、こんなに早くかなうとは・・・」と言って下さいました。
岡田さんとの出会いは、帯広市民オペラ「カルメン」でした。あの舞台で、酒場のシーンで光輝く演技をしている方がおりました。
定期演奏会の「動物のカーニバル」の演出を検討していた時、ビデオの中でやまなみ合唱団が歌っているという設定で、その曲の解説を誰かにしてもらおう・・・ということになりました。
そこで浮かんだのが、この岡田氏です。
早速脚本を持って出演交渉に行きましたが、気持ちよくOKして下さいました。
合唱の演奏会に出演するのは初めてということでした。
ご覧の通り、パジャマにタオル。湯上りのビール片手にビデオ鑑賞という設定です。
このタオルには、「OKADA」とスパンコールで刺繍入り。
本番はビールも本物を冷やしておきました。
その後もあちこちの舞台で大活躍の岡田さんでした。
またいつか、ご一緒しましょうね・・・岡田さん・・・
団員達の笑顔を見てください。
岡田さんのセリフは、演出担当の団員濱田氏が書きました。
その中には
「でも、おばさん達は迫力あるよな」
「あれでも一生懸命衣装を揃えて、少しでも見栄えをよくしているんだ」
「途中の拍手はいらないぜ、どうせ、ビデオなんだからあいつらには聞えない」
などなど、こちらも思わず笑ってしまうようなものがありました。
“どらえもん”に、「どら焼き」をあげて、この三次元立体映像マシーンを入手したという設定です。
団員も作間先生も、楽器奏者もスパンコールがピカピカ
やまなみ合唱団としては、何度か舞台に上げている作品だけに、
お客さんをアッと言わせる凝りに凝った演出でした。
自分たちも客席で見てみたかったな・・・
珍しく、右手にタクトを持った作間先生です。ティンパニーってすごい!正直な団員の感想でした。
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第24回 定期演奏会 2001.10.6
芽室町中央民会館
3年前、榎木冨士夫先生に作詞を依頼した「プーランクの5つの歌」を全曲初公開。
榎木先生を演奏会にご招待したかったのですが間に合わず前年他界されてしまいました。2ステのイギリス民謡の紹介に、謎のイギリス人が登場し皆驚き!上手な日本語で雰囲気を盛り上げてくれました。最後のステージのラターのレクイエムは、楽器奏者が6名も参加。なかなかの迫力でした。
舞台小道具最後の点検。第一ステージは、「榎木冨士夫の詩によるプーランクの5つの歌」でした。見てください、指揮台の上の色。普通は赤いのに、このステージのために、生地と同じ色に塗った板を置いてあります。客席からわかったかな・・・?これが演出担当者のこだわりなのです。
謎のイギリス人と団長さん。おお、これがあの謎のイギリス人と我らの団長!この体格のよい方は、実はアメリカ人で英語の先生をなさっています。ご協力大変ありがとうございました!普段はマイク先生と呼んでいました。演出担当者以外は、本番直前まで非公開の企画だったので、団員一同心の底から驚いたものです。団長の通訳も見事でしたね。
男性の楽屋。男性の楽屋です。よく見れば、楽譜を見ている人、最後の音取りをしている人、足を組んで・・・あ、プログラムを見ているのですね。ポケットに手を入れている方は、某合唱団にも所属して、合唱コンクールで全国大会に常連で参加しているトレナーです。みんな、ダンディーに見えますね。
清水先生との打ち合わせ。チェロの清水さんと作間先生の構図。出演交渉をした際に「譜めくりでもなんでもします」とおしゃって下さったとか。そのせいか(?)団の衣装を着せられ2ステはチェロがない曲は合唱団員として歌わされてしまったのでした。でもちゃんと練習してきて下さいましたよ、またよろしくお願いいたします!!翌日大きな舞台があるにもかかわらず、ちゃんと打ち上げまでおつきあいくださいました。
よっ団長!待っていました!村越団長のごあいさつです。団長のご挨拶を聞かないと落ち着かないというお客様も多く、やまなみ合唱団定期演奏会の「名場面」となっています。団長は、とてもオシャレで普段練習にいらっしゃる時のスーツ姿は注目の的ですよ。マイクも持ったら・・・肩たたきの終りの合図は不可欠で、いつも誰かがこの“大役”をおおせつかるのでした。次回は30周年記念演奏会。どんなご挨拶になることか・・・
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第27回 定期演奏会 2004.10.30
帯広市民文化ホール 小ホール
2004年春、活動拠点を芽室町から帯広市に移動し、初めての演奏会でした。
新しい衣装もそろえて、デュリュフレの「レクイエム」に取り組みました。とても難しい曲で、
本当に皆様にお聴かせできるものに仕上がるかどうか、不安を抱えたまま当日を迎えました。
作間先生の衣装を中止に色合わせした舞台です。中央に飾ってある花の間に、
オレンジ色の物体がありますが、これは、「かぼちゃ」です。ハロウインだからということで
先生が、ご自分で持って来て下さいました。
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第28回 定期演奏会 2005.11.12
帯広市民文化ホール 小ホール
「沙羅」という曲を歌うにあたり、「昭和初期」の設定で衣装を各自もちより合わせました。
合宿の強化練習にて、歌詞解説の講義も受けました。
独唱バージョンと、混声合唱バージョンとを続けて演奏するという企画でした。
いかがでしたでしょうか。
「沙羅」のステージの衣装です。昭和初期、実際に着ていたものを「母の形見です」と来ていた人もいました。
古着屋さんもあちこち歩きました。生まれて初めて着物を着たダニエルは、大変喜んでおりました。団長からのプレゼントとか。
繰り返し行われてた衣装合わせのお陰で、ここまでたどり着きました。衣装係りさん、お疲れ様です。
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東京混声合唱団帯広特別演奏会 2007.9.17
帯広市民文化ホール 大ホール
指揮者の田中先生が2度帯広に来て下さり、特訓させられました。
この2回の練習は、忘れられません。大変厳しい先生でしたが、その指導がなければ
あのステージで、ご一緒に歌うことはできなかったでしょう。
武満徹の曲は、この先生のために作られたような曲です。
その方の指揮で歌えたとは、夢のようでした。
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